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ブログ 絵画シリーズ(セザンヌ・ゴーギャン・スーラ・・・)

ゴーギャンの絵画をジュエリーにしました。

絵画シリーズ10作目は、ポール・ゴーギャンの絵画です。

絵のタイトルは『なぜおまえは怒るのか』です。



ゴーギャンは晩年をタヒチで過ごし、現地の風景や人々を題材に多くの絵画を描いています。

こちらの絵は1985年に開催された『シカゴ美術館印象派展』の図録に収められている絵画です。

ゴーギャンというとタヒチ、でしょうか。

もちろんそれ以外にも多くの素晴らしい作品がありますが、タヒチを題材にした作品でジュエリーを作りたいと思いました。

ビセルビーズジュエリーで参考にしたいのは「色」です。

絵画のテーマはそれほど影響しないのですが、こちらの絵はだれが怒っているのかわからないですねぇ?

おまえとはだれのことなのでしょう。。。??

絵画は謎めいているほどその魅力に惹きつけられるような気がしますので、ゴーギャンのたぐいまれなる感性によって描かれた絵に酔いしれながら制作するのはとても楽しい作業でした。



実は絵画ジュエリーを制作しているうちに、美術史に興味を持ってしまい、特に西洋美術史に関する本を読むことに夢中になってしまいました。

なのでこの作品の完成までには寄り道によりすっかり時間を要してしまいました。

絵画ジュエリーを楽しみにご覧いただいている皆様はお気づきのことと思いますが、実際の絵画と比べて印象が違うような感じがしているのではと思います。

この絵画からジュエリーを作ろうと思う人はめったにいないんじゃないかと思いますが(笑)

作ってみると、ジュエリー作品として私は好きですね、って感じになりました。

明るめに写真を撮りましたので、絵画とはさらに違った印象となっていることもありますが・・・

ゴーギャンの配色はこれまでのどの画家とも違うものだということがわかるような気がします。



カラフルなんですけれど、大人のジュエリーですね。



ゴーギャンの絵画と同じに、いろいろな解釈を楽しめるジュエリーになりました。

絵画ジュエリーはやればやるほど奥が深いです。



 

ジョルジュ・スーラ『グランカンの干潮』ジュエリー

スーラの『グランカンの干潮』ジュエリーが完成しました。

前のブログでもご紹介しましたが、スーラというと点描画の創始者と言われている偉大な画家です。

ビセルビーズの作品が点描画のように細かい、ということをスーラの作風と重ねてみていただくこともあり、特別な思いがありました。

なので、夢中で制作しました。



作品としては、点描画の描き方でもある、絵の具をパレットで混ぜて色を作るのではなく、カンバスの上に点で描いていき視覚で色を融合させるということから、シンプルに色を選ぶことができたように思います。



青いフレーム部分も表現しましたがわかりますか?






ジュエリーとしては絵画からも感じるように「静的」な作品となったと思います。

船の茶とオレンジに染まる水面と、空の青と海のグリーンのコントラストが、観る者に深い癒しを与えてくれるような気がします。





 

スーラとビセルビーズ

ジョルジュ・スーラというと、「点描画」の創始者と言われています。

スーラを知らずにいたら「色彩」というものを語れないかもしれません。

以前お客様から、ビセルビーズの細かいビーズが複雑にミックスされて色が融合している様を、「スーラみたい」と言われたことがありました。

それ以来、私の中ではスーラを特別の存在とみるようになりました。

そして、ついに、スーラの作品と向き合うことにいたしました。

スーラは31歳という若さでこの世を去り、点描画もとても時間をかけて制作していたということもあって、それほど多くの作品が残っているわけではないそうです。

その中で、図録の中に見つけた『グランカンの干潮』でジュエリーを制作したいと思います。




第一段階で抜き出した配色のフラワーパーツです。

これからどんどん変更しながら決めていくので、ここからは感性がものいうさらに楽しい過程です。

ビーズの限界との格闘もたまらないです。

どんな発見があるかとても楽しみです。


 

ポール・セザンヌ静物画のジュエリー完成!

昨夜、ついにセザンヌの『ラム酒の瓶のある静物』のジュエリーが完成しました。

お花モチーフが特徴で、これまでお花のブーケからインスパイヤされた、色鮮やかな作品をたくさんご紹介してまいりましたが、華やかなイメージともまた一味違うビセルビーズジュエリーが誕生しました。



絵画からビセルビーズに色を写し込んでジュエリーにするという試みは大変難しい作業なのですが、その過程もとても心地よく、出来上がった感動もさらに深いことに気づく日々がとても充実しています。

私自身のライフワークになってしまいそうです。

すでになっていますね。(笑)



セザンヌの配色は、日常に活用できそうな落ち着いたカラーバリエーションが多いような印象ですね。



とてもおしゃれな大人のジュエリーかもです。




モネ、ルノワール、ゴッホとセザンヌと、全部並べて比べてみると、違いが歴然で絵画鑑賞のようになってきました。

絵画シリーズはまだまだ続きます・・・



 

セザンヌに学ぶ静物画の色彩の魅力

セザンヌの『ラム酒の瓶のある静物』でビセルビーズジュエリーに挑んでおります。

これが素晴らしく難題です。

これでいこう、と色を決めて制作

夕食後に編み進める

翌朝、違うとなり

さらに試作しながら色を決める

夕食後に編み進める

翌朝、やっぱり違うとなる

の繰り返し・・・・

何度作り直したことでしょう。

こちらはすべて使われなかったパーツたちです。



こちら以外にすでに壊してしまったものもあります。

そして、選ばれしものたちはこちら。



このメンバーにたどり着くまでに大変な作業量でした。

何が違うんでしょう?

色だけみればたくさんの候補がありますが、編み合わせていくと、ビーズの加工の種類であったり順番などで変わっていく不思議な現象があります。

夜いいぞ!となっても、朝にはダメ!となるのも、そうしたビーズの不思議な魅力のなせるものかもしれません。

今回のセザンヌは意外に少数のカラーパーツとなりました。

モネやルノワール、ゴッホでは20前後でしたから、少ないですね。

ここまできたらもう迷わないので完成までもうすぐです。



絵画シリーズは素晴らしく面白いです。

不思議な現象のもうひとつは、持病の腱鞘炎がうずかないことです。

楽しいことをやっていると体の方も応援してくれるのかもしれないですね。(笑)



 

絵画シリーズⅡはセザンヌから・・・

ビーズと絵画の融合、とでもいえましょうか、絵画シリーズは取り組んでいて発見も多く、私に大いなる可能性と満足を与えてくれます。

私にとってもニューウェーブとして確立しつつあります。

絵画シリーズⅡは、セザンヌ、ゴーギャン、スーラに挑みたいと思っています。

セザンヌというと静物画をたくさん描かれているということで、選んだのはこちらです。

「ラム酒の瓶のある静物」



色を抜き出すのは簡単に思えましたが、これがどうして、しっくりこないのです。

すでに何度も編みなおして、全然進みません・・・

深いね・・・・

さてどんなジュエリーになるでしょうか。


 

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