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ピエール・ボナールの『犬と女性』をジュエリーに

ナビ派の第2弾は、ピエール・ボナールの『犬と女性』です。

私はボナールの作品が大好きです。

この作品は昨年末に、上野の森美術館で開催された「デトロイト美術館展」で実物を鑑賞しました。

すごく色がきれいで、そして紫とグリーンのコンビネーションが印象的でした。

魅せられてしまいました。

実物はもっと色が鮮明で、しっとりとした大人の空気感にうっとりしました。

図録になると色の違いに複雑な思いになりますが、実物を見ながらの制作はできませんので、とにかく忠実に、誠実に取り組みました。



ボナールは日本の浮世絵や屏風絵などにも影響を受けたそうで、このような縦長の作品を多く制作しています。

『犬と女性』のタイトルから、犬がメインかと思いきや、右端にちょこんと頭だけ登場しています。

しかも青い。

モデルの女性はのちに結婚する最愛の人マルトです。

だから、マルトを描きたかったんですね♥



この作品は、赤紫とグリーンに注目しながら始めたのですが、ブルーが効いていて、出来上がった作品はブルーが印象的なものになりました。

見れば見るほど変わってくる、カメレオンのような絵です。

茶というか赤紫がかなりの割合を占めていますが、ボナールは背景の青をアクセントにしていると感じました。

ブルーは女性の服にも入り込んで、風景とシンクロしています。

様々な色が複雑に調和して、いつまでも見ていられるそんな絵画です。



完成したジェリーも、静かな落ち着いた作品になりました。



華やかさというよりも、美しい大人の愛情にあふれています。





 

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モーリス・ドニ『魅せられた人々』をジュエリーにしました。

ビセルの絵画ジュエリー(Pictorial Art Jewerly)の14作目は、ナビ派のモーリス・ドニの『魅せられた人々』で制作しました。

これまで色々な絵画を鑑賞してジュエリーを制作してまいりました。

印象派もポスト印象派もフォービスムも本当に色彩が魅力的です。

でも、ナビ派のドニの色彩に、「きれいだわ~」と釘付けで魅せられてしまいました。

そして色彩の再現にはとっても時間がかかったんですよね。。。

いくつサンプルを作り直したかわからないほど・・・、それだけ思い入れも深い作品となりました。




さて、『魅せられた人々』の絵はこちらです。

ビセルの絵画ジュエリーは色を表現しているので、描かれているテーマとかモチーフについてはあまり考えることがなかったのですが、この作品は見ていると、色彩がきれいなのはもちろんなのですが、描かれている人々が見れば見るほど不思議なんですよね~。



まず、全員裸なのですが、一人だけ服を着ている女性がいます。

たぶん登場している男性たちは、あっち系のひとだと思われます。

特に、一番日焼けしていて後姿のひと。

ぜったいあっちでしょう。

その左のひともあっちですよね。

ピンクの肌がちょっとなんか、アレですよ。(笑)

右の方には、ディカプリオっぽいひともいます。

なんですかね、ここは。

どーいうシチュエーションなんでしょうか。

設定がナゾです。(笑)

ってなことをしみじみ考えながら制作するのもとても楽しいことでした。

やっぱり色がきれいです。

私は色に魅せられた人です。



ジュエリーとしてもこれまでにないカラーの作品になりました。

海のブルーと空のブルー、あっちのひとたちの日焼けした肌も存在感があります。



こちらはたくさん作ったサンプルの一部です。

ほんとうに微妙な違いなんですよね。



最近は作品作りにこれまで以上に慎重に取り組んでいます。

人間の手を持つ自分が悲しいです。(涙)

作品の一つ一つがより貴重なものになってきました。



 

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